[本] 憲法はむずかしくない

憲法はむずかしくない (ちくまプリマー新書)

憲法はむずかしくない (ちくまプリマー新書)

憲法記念日ということでお勧めしてみる。
イラク戦争を引き合いに出しながら憲法の意義を説くことから始まり、日本国憲法成立の経緯、条文をピックアップして意義や役割などを現代の問題を例に引きつつ説明、最後に改憲と9条の問題を解説、といった構成になっている。
特に9条の問題に関しては多くのページをさいて記述がなされているが、内容は努めて中立的であり、また難しい漢字には振り仮名をふるといった気配りもなされているため中学生以上の多くの人に安心してお勧めできる本であると思う。
また憲法入門を謳っている以上当たり前といえば当たり前かもしれないが巻末に日本国憲法の全文が掲載されている点もポイントが高い。


池上さんはあいかわらずいい仕事するなぁ。